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嫌儲思想はそれほど悪くない

目次

はじめに
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嫌儲(けんもう/けんちょ) とは、主にインターネットのコンテンツでお金を稼ぐ行為を嫌う考え方、思想である。元は2chまとめサイトを批判するものだったが、今回はそれに限らないものとする。
2026年になって、かつて勢いのあった嫌儲思想も過去のものになりつつあると思う。
それに伴ってか、Twitter等で当時の嫌儲思想のことを負の歴史のように語る書き込み(主にニコニコ動画関係)を見たので、自分なりに物申したいと思った。

留意
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  • クリエイターのような嫌儲思想で損をする立場の人は、嫌儲思想を嫌って当然である。
    • ただそれに影響されて、一方的に嫌儲思想が悪者になるのは許せない。
  • 嫌儲思想も一枚岩ではない。
    • 俺とは違う理由で嫌儲思想を支持する人はたくさんいる(と思われる)。

まとめ
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ユーザ目線で言えば嫌儲思想はそれほどおかしくない。
作り手の都合を受け入れるのは必ずしも是ではない。

商業作品と非商業作品では評価基準が違う
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例えば、俺が今年一年、イチから絵を練習して漫画を描いたとしよう。
それはとても漫画雑誌に載るような面白いものではない。
では、その漫画をSNSに載せたとき、漫画雑誌に載せたときで読者からの評価は同じだろうか。そんなことはない。
なぜなら、SNSに載せたときは同じようにSNSにあるアマチュア漫画を比較対象にし、漫画雑誌の場合は他のプロの作品と比べられるからだ。
プロの漫画としては面白くないが、アマチュアの漫画なら良いんじゃない?というラインが存在する。
これは決して「自分がお金を払って読んだかどうか」は、関係ない。商業作品かそうでないかが、一つの評価基準となる。
そこで、読者がアマチュアの作品だと思って評価していたものが、実はプロのお仕事でした~となると裏切られた気持ちになる。
「プロの作品と知っていたら評価は変わっていた」と。
俺が「100日後に死ぬワニ」を嫌いなのは、この理由が大きいと思う。

良貨は悪貨を駆逐する
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趣味でコンテンツを作っているクリエイターと、戦略的に売れることを意識したクリエイターでは、当然後者のほうが伸びやすい。後者は、最大公約数的に色々なユーザに刺さるようにコンテンツを作る。
そうするとプラットフォームのアルゴリズムは後者のコンテンツばかりおすすめするようになる。
結果、我々のようなユーザは前者の、趣味でコンテンツを作っているクリエイターのコンテンツを見つけることが難しくなる。結果さらに差が開き、伸びなくなる。
趣味でコンテンツを作っている人のモチベーションはおそらく「面白い」等の名声だが、伸びなくなってしまえば戦略の変更を求められる。
だから、元の素人がつくる荒削りなコンテンツが好きでプラットフォームに住み着いた住人からしたら、金の匂いがする優れたコンテンツは叩き出さなければならない。

宣伝行為は面白くない
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この段落はブログ記事やYoutubeの動画に限った話になる。
ここで言いたいのは、「そもそも宣伝行為が面白かったことなんてない」だ。

  • Youtuberが企業案件で商品を紹介したとき
  • アフィリエイトリンクをたくさん貼ってる商品紹介記事

これらをみて面白いと思ったことがあるか? 俺はない。
面白い動画に宣伝がついていたことはあるが、宣伝部分が面白いと感じたことはない。
もちろん、Youtuberなんかは企業案件でお金をもらっているから続けられる、といった事情もあるだろう。わかるが、ユーザには関係ない。
自分にとってあるべきかそうでないかで評価したとき、邪魔になってしまう。

さいごに
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自分で読み返しても、今更、大多数に支持される考え方ではないと思う。
途中から何がいいたいのかわからなくなってきたりした。
それでも、匿名掲示板文化にかぶれたインターネット老害として自分なりに書きたかった。